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ウィルヘルムのひみつ

後々変更入るかもしれないけど現時点で考えてたウィルヘルムの事情メモ


カロスのどこか人里離れた山奥に、ケiロマiツ族のみが暮らす里がある。
この里の者たちは非常に排他的で、人間や他種族が里に立ち入るのを拒み、世間から隠れるようにして暮らしている。
(いわゆる御三家とよばれる種族は、人間や他種族と非常に関わり深く友好的な種族。それゆえに研究所などではこれらの種族の子が新人トレーナーのパートナーになるように養成される場合が多い。上記の里の者たちのように世間と隔絶された環境に暮らすものは非常に珍しい)

この里の者たちは古くから闇に生き続けている一族。暗殺や盗み、機密情報の収集等の裏の仕事を生業としており、幼い頃からそれらの技術を叩きこまれる。
それらを一人でこなせてこそ一人前、仕事をができる者・力ある者が偉く、そういった者だけに生きる資格があると考える、超実力主義の風潮。誰かが大怪我などをして仕事の使い物にならない身体になってしまおうものなら平気でそのヒトを切り捨ててしまう。

里にある一人の男がいた。彼は非常に頭のよい野心家で、仕事における計略を立てるのが非常に得意であった。しかし身体があまり丈夫ではなく、直接自らが実行するのには不得意だったために里の者たちからは見下され、全く相手にされなかった。
自分の扱いに納得がいかず、許せなかったその男は常に里の者を見返す方法を考えていた。

ある日、男が人里に下りてきてある街に立ち寄った時、男はぼろぼろの身なりをした同族の少年が盗みを働いているところを目撃する。
見るところ路地裏で暮らす孤児なのであろうその少年の手際のよさから才を見出し、男はあることを思いつく。
「こいつを自分の子として仕事ができるように育てて成り上がらせ、ゆくゆくはこいつを後ろ盾として里を牛耳られるのではないか」と。

その少年は天涯孤独の身。
物心ついた時から家族はおらず、ずっとひとりで路地裏生活をしていた。
物乞いをしたり、時に盗みをはたらくことでようやく食い繋いでこれたのだとか。
それゆえ追いかけられたり、攻撃されそうになったことも多々あったので、盗みや戦闘の技術の土台ができていた。
少年に接触し、事情を聞いた男は「自分の子にならないか、自分のもとでその能力を活かさないか」と持ちかける。
少年は男が自分を憐れんで拾ってやろうとしているというよりも、何かに利用しようとしているとなんとなく察知するが、今より生きやすい環境に身を置けるのなら…と、その誘いに乗ることに。

少年の予想通り、男には少年に対する愛情の類は全くなく、出世の道具としての子だった。
少年は里に(あの男が連れてきたからと怪しまれながらも)迎え入れられ、暗殺や盗み、諜報活動の術を叩きこまれる。
もともと土台ができていたこともあり、少年はそれらをよく吸収し、若くして仕事も多くこなして里の中でも有数の実力者へと成長した。
でも「後ろ盾にはあいつがいる…」ということで里の上層部からは未だ警戒されたまま。
里の中にも親しいといえる者はいない。
もともと殺伐とした里ではあるが。

少年には名前が無い。
路地裏で生活していた時はひとりだったし、拾われてからも名を与えられることがなかった。
名前がないままでは仕事に不都合が出るということで、仕事のつど名前を変えつつ名乗っている。
名乗る偽名は特定を避けるため、どれもよくある人名から取ることにしている様子。

現在はある大貴族の令嬢に雇われており、
行方不明の嫡男の捜索、及び彼の失踪に関係のある可能性の高いとある一団の動向調査を依頼されている。
その団体の本拠地があるミiアレiシティに活動拠点を得るために生き倒れを装って研究所に入り込んだが、
少年はそこで思いがけず、はじめてヒトの優しさに触れることとなる。


***
・拾って育てたヒトとか里のヒト達は限りなくエアーです。そういう存在がいるだけ状態
・本当の家族についてもなんも決まってないです
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