「父親になったマトの話」でリクを頂いていたのですが、
書いている内に父親になる前後の話になってきてしまった。
だいぶ前にツイッターでお題を頂いたものです。
すこぶる遅くなってしまってすいませんでした…。
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設定の通り、マトは生来の戦闘狂であり、他のことへの興味が限りなく薄いヒトです。
そんなマト。将来には奥さんを迎えてまさかの４児のパパになっています。
ブラック軍をはじめとする彼の周囲は、こいつがまさか父親になろうとは、というかそういうお相手さんを見つけようとは…と
大半が思ってもいなかったのでマトが何時の間にやらこうなっていた時には大層驚いたことでしょう。
マトの性格的に、家庭を持ったということを自分から誰かに伝えなさそうではありますが…。
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そのお相手さんは、かつてお弟子さんだったヒト。
先述の語りの方にもあるように、そういった関係になるまでにはとても長い時間を要します。
これは私からの勝手な妄想に過ぎませんが、
マトが親になる時期はおそらく彼の周りのヒトたち（BW軍で子どもを授かる予定のヒトとかターヤとか）がそれぞれ家庭を持ちだした頃より少し後になるのかなと。
なのでマトたち夫妻の子どもたちは、マトの知り合いの子どもたちより少し年下な感じになっていそうです。
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マトが愛するという感情を理解するようになった頃、
その他にもマトの心には色々なものが芽生え、多少ながらも家族の想いや自分のなすべき事への理解も得ます。
それまで家などターヤかその子どもあたりが継げばいいだろうと気にも留めてはいませんでしたが、
ついに自分が家を継ぐと決意。後援者としてターヤとトレーナーのカオルを伴い(この時、ついてきてくれないかときちんと頭下げてたりしたらとてもいい)一度実家へ戻って親族たちにその旨を伝えます。
今まで戦うことのみに目を向けていたマトですから、決して当主としての器が充分にできていたわけではありませんでした。
しかしそれでもいつになく懸命に話すマトを見て、親族たちは彼の成長を買い、彼が次期の当主となることを許しました。
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この頃にはお弟子さんの事情も知っているのかもしれません。
それゆえに尚更、彼女にとって安息できるような存在でありたいと決意したのかも。
戦いさえできればそれで構わないと思っていた頃からは相当変わったのだと思います。
とはいえ相変わらず無口の無愛想で、周囲からは何考えてるのかわからないと評されてそうですが。
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父親になったマトは、かつての自分そっくりな戦闘狂になるのはちょっと…とは思えども、4人の子どもたちには自由に育って欲しいと、自分からは彼らの道を定めるようなことはしません。
家を継ぐのも別に長男で無くとも、しきたり通りの道を行った子でなくとも、一番当主になる意志が強い者であればその子に継がせようと考えています。
自分やターヤがその辺の事柄で争うようなことはなかったので、あまり兄弟がぶつかり合う可能性は考慮してなさそうですが、
おそらく子どもらは子どもらで上手くやってくれるだろう、と心配もしていません。
自分が干渉しにいくのは最後の最後、どうしてもそうしなくてはならない時だけ。
良くも悪くも放任主義といったところでしょうか。
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だいぶ丸くなったとはいえ、全然普通に戦うことも身体を鍛えることも大好きです。
子どもたちにも遊びを教えるかのごとく技とか教えたり、休みの日（？）には兄弟みんなのトレーニングに付き合ったり、バトルができる施設に連れて行ったりとか、
そういうところはやっぱり他とズレていそう。
自身も相変わらず強い相手を求めてバトルをしていきますが、守る者がいるようになった分、
以前のような自らを省みない戦い方をすることはなくなります。
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後々ネタ出てきたら追記すると思いますが、
今こちら側から言えることといったらこのくらいでしょうか。
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【おまけ】
以前タンブラーにも出してたけど父親になった頃のマト
こどもたち（まだ私側の方の子たち設定出せてないですごめんなさい）が設定の年齢になる頃の姿…のつもり。
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当主でもあるということで、それなりに身なりも気をつけないと格好がつかないからか、
以前よりもずっと落ち着きを持ったあらわれでもあるのか、今のマトみたいなボロボロさは無くなりました。
こどもたちに稽古をつける時とかオフの時とかは結構ラフな格好しているのかもしれません。
顔つきはもともと老け年相応に見える方ではなかったので、歳をとってもあまり他より変わりがありません。
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